【第1部】
誰にも言えなかった。性欲が強い私の“密かな苦しみ”
〜恋でもない、でも誰かに求められたかった夜〜
■ 私は、変なんだろうか?
夜。
ひとりベッドに横たわりながら、私はスマホを握っていた。
Twitterでも、Instagramでもなく、
私はある出会い掲示板のページを開いていた。
──PCMAX。
「性欲が強い女って、引かれますか?」
その一文を、掲示板に投稿しようとして何度も消した。
私は自分が変なのかもしれないと、ずっと思ってきた。
セックスがしたい。
ただそれだけなのに、
そんな自分を“恥ずかしい”と感じるようになったのは、いつからだっただろう。
■ 大学時代の恋愛で、私は“女らしさ”を殺した
大学1年の時、初めて付き合った彼。
2回目のデートでキスされ、その夜、彼の部屋に行った。
私は自分の気持ちに素直だった。
だけど──翌日から、彼の態度は変わった。
「軽い女」
「隙だらけ」
「男慣れしてる」
そう陰で言われていたと、友達から聞いた。
それ以来、私は“求める側”であることをやめた。
自分から「したい」とは言わないようにした。
だけど、身体は嘘をつかない。
求めてしまう。
心が乾いて、夜になるとどうしようもなく、ムラムラしてしまう。
■ マッチングアプリでは、満たされなかった
Pairs、Tinder、Omiai。
いろんなアプリを試してみた。
でも、そこにいるのは──
「恋愛の形」をなぞるだけの人ばかりだった。
いいね
マッチング
メッセージ
だけど、性の話をしようとすると空気が変わる。
「え、いきなりそういう話?」
「ちょっと重いかな」
──違うの。
私はただ、自分を“誰かの女”として抱いてほしいだけ。
愛じゃなくてもいい。
でも、心と身体がちゃんと繋がって、求め合う感覚がほしい。
■ そして、PCMAXの掲示板にたどり着いた
Googleで検索した。
「性欲 強い 女 出会い」
そんな恥ずかしいワードを。
でも、出てきたのはリアルな掲示板だった。
そこに投稿している女性たちの言葉は、まるで私だった。
「セックスレスです」
「欲を満たせる相手がほしい」
「私、変ですか?」
私だけじゃない。
“同じように悩んでる女性が、ここにいる”──
そう思えただけで、少し涙が出そうになった。
■ 「会いたい」ではなく「繋がりたい」──掲示板に書いた私の投稿
タイトル:
性の話を、ちゃんとできる人いますか?
本文:
はじめまして。
普通のアプリで恋人を探すのに疲れました。
実は、性欲が強い方だと思っています。
でも、それを言うと引かれることばかりで…。
無理なことや軽い関係は望んでません。
心と身体が一致する関係を、ちゃんと話しながら築けたらと思ってます。
そういう方がいたら、お話してみたいです。
正直、手が震えた。
こんな本音をネットにさらしたことは、今まで一度もなかった。
でも、たった10分で、3通のメッセージが届いた。
■ 「ちゃんと見てくれる人」がいた
一通目のメッセージ。
「投稿読んで、すごく共感しました。
自分も“本音で繋がれる相手”を探してます。
無理に誘ったり、変な人じゃないので安心してくださいね。」
──その文章を読んだ瞬間、スマホを握る手が少しだけ緩んだ。
私はその人に返信をした。
怖さもあった。
でも、**「この人は、性欲じゃなく、私そのものを見てくれてる」**と感じた。
それが、私の出会いのはじまりだった。
■ まとめ:第1部の核心
私はずっと、自分を抑えて生きてきた。
性欲を持つことは、恥ずかしいことだと思っていた。
でも、それは違った。
“性欲が強い”ことは、ただの“人間らしさ”の一部だった。
PCMAXの掲示板は、そんな私の“もう一つの居場所”だった。
誰にも言えない本音を、さらけ出せる唯一の場所。
そこから、私は少しずつ“女としての自分”を取り戻していった。
▶ 次回(第2部予告)
実録:PCMAXで最初にやり取りした3人の男性|信頼できた人と怖かった人の違いとは?
-
メッセージの“温度”に安心したあの人
-
返信して即後悔した、雑な誘いの男
-
性欲を理解してくれた“たった1人”との対話
次回は、掲示板に投稿してから初やり取りまでのリアルな記録をお届けします。
【第2部】
PCMAXで最初にやり取りした3人の男性
〜信頼できた人と怖かった人、その差は“温度”だった〜
■ 3通のメッセージ。それぞれの“空気”が全く違っていた
掲示板に投稿して、わずか10分。
私のスマホには3通のメッセージが届いた。
緊張と不安。
でも同時に、**「やっと誰かに見つけてもらえた」**という安心感。
私はそれぞれの文章を何度も読み返した。
そして気づいた。
“言葉の温度”が、まるで違うのだ。
🎯 メッセージ①:名前も名乗らない「いきなりホテル行こう」男
彼:
「今、会える?ホテルとかいける系?
車出せるし、気が合えば早めに会いたいんだけど」
──最初に届いたこの文章を見て、私は一気に冷めた。
返信?しない。というか、できない。
「身体が目的なのはいい。でも、“人として見られていない”」
そう感じたから。
性欲女子って、勘違いされがちだけど、
“求めているのは、性だけじゃない”。
“抱かれる自分”を、ちゃんと扱ってくれる人じゃないと、無理なのだ。
🎯 メッセージ②:言葉は丁寧、でも“上っ面”しか感じられなかった人
彼:
「投稿読みました。性欲が強いのは全然おかしくないと思います。
自分もそういう話に興味あるし、お互い楽しめる関係が作れたらいいですね」
──一見、優しそう。
でも、なぜか“薄っぺらい”と感じてしまった。
きっとコピペ。
同じような文章を、何十人にも送っているのだろうな、と。
“私だから”じゃないんだ。
“誰でもいい”相手を探してる人なんだ。
文章は綺麗。
だけど、“私に向き合ってない”と、感覚でわかってしまうのが女なのだ。
🎯 メッセージ③:共感と誠実さが、文章ににじんでいた人
彼:
「投稿、読んでてすごく胸に刺さりました。
自分も、性のことって本音で話せる相手がいなくて…。
“ちゃんと扱ってくれる人がいい”って言葉、本当にわかる気がします。
よかったら、少しずつでも話せたら嬉しいです」
──涙が出そうになった。
たった3行。
でもそこに、**“私をちゃんと見てくれている感じ”**があった。
すぐに返信をした。
会うつもりも、LINEを交換するつもりもまだなかった。
でも、「この人となら、性の話ができる」と思えた。
■ 初返信:震える指で送った「よろしくお願いします」
私:
「メッセージありがとうございます。
正直、投稿するだけでも勇気がいりました…。
そんなふうに言ってもらえて、少し安心できました。
よかったら、ゆっくりお話できたら嬉しいです。」
──このとき、スマホを持つ手が汗ばんでいた。
私の中で、“性欲”と“繋がりたい気持ち”が交錯していた。
その矛盾を、どこまで理解してもらえるか。
それが、最初のやり取りで見えてしまう。
■ やり取りを重ねてわかった、“温度のある人”の共通点
やり取りは、3日ほど続いた。
その中で感じたことがある。
「ちゃんとした人」は、共通してある特徴を持っていた。
✅ 共通点①:私の文章に“共感”で返してくる
たとえば、私がこう送ると:
「私、性欲強いってだけで引かれることが多くて…」
→
「引くどころか、そうやって正直に言える人って本当に素敵だと思う」
“否定しない”だけじゃない。
“肯定+価値”を付けてくれる。
✅ 共通点②:すぐに会おうとしない
「すぐ会いたい!」という人は、基本アウト。
でも「会えたら嬉しいけど、焦らず話そう」という人は、信頼できる。
→ 「私の心をちゃんと読んでくれている」と思える。
✅ 共通点③:性的な話を、丁寧な言葉で扱う
たとえば──
NG例:
「最近エッチしてる?俺も溜まっててさ」
→ 即削除
OK例:
「自分もそういうことに対して、我慢しすぎるとしんどくなるタイプで…。
素直な気持ちって、大事だなって思います。」
→ こういう言葉には、“共鳴”がある。
人間としての“性欲”を理解してくれている。
■ 最初の3人を通して見えた、真実
PCMAXの中にはいろんな男がいる。
下心しかない人、言葉は丁寧でも軽い人、
そして、“欲望と心をバランスよく持ってる人”。
性欲女子は、確かに“抱かれたい”という本能がある。
でもそれは、誰でもいいわけじゃない。
“抱かれていいと思える男”に出会えたときだけ、
自分の欲を、委ねることができるのだ。
■ まとめ:第2部の核心
私がPCMAXで最初にやり取りした3人。
彼らの言葉から、
“私という人間を見ようとする気持ち”があるかどうかがすぐにわかった。
性欲を持つことは、悪くない。
でも、それをさらけ出すには勇気がいる。
そして、その勇気を優しく受け止めてくれる人がいれば、
“性欲女子”は、心を開く。
▶次回(第3部予告)
LINE交換から、初対面までの葛藤と決断|“ホテルへ行く”という選択をした夜
-
どのタイミングでLINE交換したのか?
-
誘われたときに心が揺れた理由
-
会う決意をした瞬間と、その夜に起きたこと
第3部は、リアルな“性と判断”の狭間で揺れる女性の心を描きます。
【第3部】
LINE交換から、初対面までの葛藤と決断
〜“ホテルへ行く”という選択をした夜〜
■ メッセージのやり取りが、少しずつ心をほどいていった
PCMAXで出会った“彼”とのメッセージのやりとりは、穏やかで丁寧だった。
夜9時過ぎ、私が仕事を終えてスマホを開くと、彼からの短い返信が届いている。
それが、何より嬉しかった。
彼:
「今日もお疲れさま。無理してない?
ちゃんと食べて、ちゃんと眠れてるといいな。」
恋人でもないのに、どうしてこんなに優しい言葉が響くのだろう。
──あぁ、私は今、心まで満たされたいんだ。
身体が求めてるだけじゃない。
私という存在を、まるごと抱きしめてほしいのだ。
■ LINEに移行する時、私は“信じてみよう”と思った
5日間ほどPCMAX内でやり取りを続けたある夜、
彼から、こんなメッセージが届いた。
彼:
「もし良ければ、LINEに移ってもいいかな?
ここ、通知飛ばなくて見逃すこともあるから…。
もちろん、無理にとは言わないし、タイミングが合えばで全然大丈夫。」
強引じゃない。
でも、誘導はしてくれている。
その“距離感のちょうど良さ”が、心地よかった。
私はその夜、少しだけ迷って、そしてこう返した。
私:
「わかりました。よかったらこれで追加してください」
数分後、「追加しました」とスタンプが届いた。
LINEの吹き出しに変わっただけで、
彼が“少し近くに来た”気がして、不思議と安心した。
■ 「会ってみたい」その言葉が届いたとき、心が揺れた
それから数日、LINEでもメッセージのやりとりは続いた。
天気のこと、仕事の愚痴、ちょっとした冗談。
話題はとりとめもなかった。
だけど、やりとりの端々に、
彼の“私を見ようとする視線”が感じられた。
彼:
「文章だけじゃ、やっぱり限界あるね(笑)
無理しない範囲で、会ってみるのもありかなって思ってるけど…どうかな?」
私は、そのメッセージを何度も読み返した。
「どうかな?」
その柔らかい問いかけに、YESともNOともすぐには答えられなかった。
■ “セックス前提”なのか、“私という人に会いたい”のか
正直に言えば、私は「ホテルに行く」可能性も考えていた。
彼に惹かれていたし、セックスしたい気持ちも確かにあった。
でも、“性欲を消費されるだけの存在”にはなりたくなかった。
そんなとき、彼が送ってきたLINEに、
私の迷いはすっと消えていった。
彼:
「会って、話して、それだけでもいい。
もちろん、もし気持ちが合えば、その先を考えてもいいけど、
まずは“ちゃんと顔を見て話す時間”を大事にしたいなって思ってる。」
──この人なら、大丈夫かもしれない。
私は、そっとスマホを握りしめて、
「土曜の夜なら空いてます」と返信した。
■ 待ち合わせ当日、鏡の前で何度も服を選んだ
当日。
鏡の前で、私はワンピースを3回着替えた。
-
露出が多すぎてもダメ
-
地味すぎても“意識してない”と思われるかも
-
下着も、普段より少しだけ色気のあるものを選んだ
ドキドキしながら駅に向かう。
心拍数が高くて、スマホを握る手が汗ばむ。
「あと10分で着きます」
彼からのLINE。
読みながら、胸の奥で何かが跳ねた。
■ 初対面。見慣れた場所で、非日常の“まなざし”に触れる
待ち合わせ場所に、彼は少しだけ緊張した面持ちで現れた。
写真より、少し大人びていた。
でも、笑った時の雰囲気が、メッセージのままだった。
「来てくれてありがとう」
「こちらこそ、誘ってくれて嬉しかったです」
一緒に入ったカフェでの1時間、
私たちはまるで昔からの知り合いのように自然に話した。
彼の目が、私の目をじっと見てくる。
でも、いやらしさはなかった。
むしろ、“ちゃんと受け止めたい”という気持ちが伝わってきた。
■ 「もう少し一緒にいたい」その言葉に、私は頷いた
店を出たあと、私たちはゆっくり歩いた。
まだ帰るには早い時間。
でも、家に帰ってこの夜を終わらせたくなかった。
「もう少し、一緒にいたいな。
変な意味じゃなくて、話してる時間がすごく心地よくて」
彼のその言葉に、私は静かに頷いた。
心はもう、決まっていたのだと思う。
■ ホテルのエレベーターの中、沈黙が全てを物語っていた
「変な意味じゃなくて」なんて言いながら、
彼の手は私の背中にそっと触れていた。
ホテルのエレベーターの中、
言葉はなかったけれど、
その沈黙が、全てを物語っていた。
私は、彼に“抱かれること”を、自分で選んだ。
■ まとめ:第3部の核心
性欲があることは、恥ずかしいことじゃない。
でも、その欲を誰かに預けるには、信頼が必要だ。
PCMAXという場所で、
“性と心の両方を大切にする人”に出会えたとき、
私は自分の性欲を“正当なもの”として、
素直に差し出すことができた。
ホテルへ行くことは、軽い選択じゃない。
私という人間をちゃんと扱ってくれると、信じられたからこそ、選べた夜だった。
▶次回(第4部予告)
初めて“女として”満たされた瞬間|セックスは、快楽以上のものだった
-
彼の手の温度に、涙が出そうになった
-
身体が触れ合った瞬間にわかった、“私が女であること”
-
欲をさらけ出すことが、こんなに優しいなんて…
次回は、女性目線で描くリアルで繊細なセックス描写。
快楽ではなく、“繋がり”を体感したその夜の記録です。
【第4部】
初めて“女として”満たされた瞬間
〜セックスは、快楽以上のものだった〜
■ ベッドの上に座ったまま、しばらく言葉が出なかった
ホテルの部屋に入った瞬間、
彼は私に何も言わず、ただソファの隣に座った。
私も、黙って隣に座った。
──なぜか、不安はなかった。
だけど、怖さがまったくなかったわけじゃない。
私の心臓は、ずっと高鳴っていた。
でも、それは“恐怖”じゃなく、“期待”だった。
誰かに触れられることを、私の身体が望んでいた。
■ 最初のキスは、ゆっくりと、確かめるように
彼の指が、私の手に触れた。
それだけで、胸の奥がじんわりと熱くなった。
次に来たのは、視線。
目と目が合い、そのまま彼が、
ほんの少しだけ、顔を近づけてきた。
私は、それを受け入れた。
拒否するどころか、望んでいた。
彼の唇が、私の唇に触れた瞬間、
全身の神経が、静かに震えた。
キスは、まるで私の気持ちを“確認する儀式”のようだった。
■ 「嫌だったら言って」──その一言が、私をほどいた
キスを交わしたあと、彼は一度、私の肩にそっと手を置いて言った。
彼:
「無理だったら言って。急ぎたくないから」
──たったそれだけ。
でも、その一言が、私の中の“緊張”をすっと溶かした。
私は小さく頷いた。
「大丈夫」
その声が、震えていたことに自分でも気づいていた。
でも、怖くはなかった。
そのときの私は、**“女として扱われている”**ことに
ただただ、感動していた。
■ 肌が触れ合った瞬間、“私”という存在を肯定された気がした
彼の手が、私の背中に回り、
ワンピースのジッパーをそっと下ろす。
下着越しの肌に触れた瞬間、
私は、心が“裸”になったような気がした。
「触れてほしい」
「もっと、深く繋がりたい」
「壊してほしい。でも、優しくしてほしい」
──いろんな気持ちが溢れて、
涙がこぼれそうになった。
欲望の中に、ずっと押し込めていた孤独が滲み出してきた。
■ セックスは、快楽よりも“信頼”の証だった
正直、テクニックがどうだったかなんて、よく覚えていない。
でも、気持ちがひとつになる感覚だけは、今でもはっきり覚えている。
彼の動きは、終始ゆっくりで、
私の様子をずっと見ていた。
快感を求めていたというよりも、
“私を知ろうとしてくれていた”という感じ。
私の手を握りながら、
キスを重ね、言葉を交わすたびに、
私は確かに、“抱かれている”という実感に満たされた。
「求められている」
「許されている」
「女として、ここにいていいんだ」
セックスが、ただの快楽ではなく、
自分の存在を肯定される儀式に感じられたのは、初めてだった。
■ セックスのあと、彼はそっと私を抱きしめた
終わったあと、彼はすぐに動かず、
私を優しく腕の中に包んでくれた。
──誰にも言えなかった欲望を、
ただ受け止めてくれる腕があること。
それだけで、私は自分が「ちゃんと生きてる」と思えた。
彼:
「ありがとう。すごく、嬉しかった」
その言葉を聞いて、
私は思わず「私こそ…」と、彼の胸に顔をうずめた。
■ あの夜、私は“性欲女子”ではなく“ただの女”になれた
ずっと、自分を恥じてきた。
性欲が強い私。
すぐにムラムラする私。
抱かれたいと思ってしまう私。
でも、あの夜の彼の眼差しと、抱き方が、
“私が間違っていなかった”と教えてくれた。
性欲は、恥じゃない。
それを誰かに、
“愛ではないけど、敬意を持って”扱ってもらえたとき、
私たちは“ただの女”になれる。
■ まとめ:第4部の核心
PCMAXで出会った彼に抱かれた夜。
私は初めて、
性欲が強いことを“受け入れてもらえた”と感じた。
セックスは、ただの快楽じゃなかった。
そこには、
-
優しさ
-
信頼
-
承認
…そんな、“人と人”を繋ぐ感情があった。
私が欲しかったのは、
ただの挿入でも、興奮でもなく──
“ちゃんと見て、ちゃんと抱いてくれる人”だったのだ。
▶次回(第5部予告)
関係を続けるか、一度きりで終わらせるか|セフレに進むか悩んだ私の選択
-
翌日のLINEで見えた、彼の“温度”
-
また会いたい。でも“セックスだけの関係”は怖い
-
私が出した答えと、彼の反応
第5部では、**女性ならではの“セフレ関係の迷いと決断”**を赤裸々に描きます。
【第5部】
関係を続けるか、一度きりで終わらせるか
〜セフレに進むか悩んだ私の選択〜
■ 翌朝、彼からのLINEに思わず笑ってしまった
朝、目を覚ますと、スマホにLINEが1通届いていた。
彼:
「おはよう。
昨日はほんとにありがとう。
なんかいろいろ思い出して、眠れなかった(笑)
疲れてないかな?ちゃんと休めてるといいんだけど。」
──シンプルなのに、胸の奥がじんわり温かくなる。
「行為の後に、こうして連絡をくれる」
それだけで、私は“ちゃんと扱われてる”と感じることができた。
返事を打つ指が、少しだけ震えた。
私:
「こちらこそ。
緊張したけど、すごく安心できた夜でした。
疲れてないので大丈夫です。
気遣ってくれてありがとう。」
私は、このまま“関係を続けていいのか”迷っていた。
また会いたい気持ちはあった。
でも、“セフレ”という関係が、私を軽くしてしまわないか──
それが、ずっと怖かった。
■ 「また会いたい?」と聞かれて、答えを濁した理由
2日後、彼から再びLINEが届いた。
彼:
「また、話せたら嬉しいな。
無理はしないけど、○○さんといる時間がすごく心地よかったから…」
このメッセージに、私はすぐに返事ができなかった。
“話せたら”──そう言ってくれたのは嬉しい。
でも、
「また抱かれることで、私は私でいられるのか?」
その問いが頭から離れなかった。
セフレ。
気持ちはあるけど、恋人じゃない。
抱き合うけど、未来はない。
そんな関係を、私は本当に望んでいるのか?
■ 女として求められることに、依存してしまいそうだった
あの夜、彼に触れられた感覚が、まだ身体に残っていた。
それが快楽というより、“存在の肯定感”だったからこそ──
私は、また求められたいと思ってしまっていた。
「次も抱かれたら、私はもう戻れなくなる」
そう思った。
「私は、ただの性欲処理の相手じゃない」
そう言いたいのに、
彼にまた会えば、私はまた“抱かれる女”に戻ってしまう。
そのジレンマが、苦しかった。
■ でも同時に、彼の“丁寧さ”が心を守ってくれていた
葛藤はあった。
でも、彼の態度が“押し付けない優しさ”に満ちていたから、
私は答えを出せずにいられた。
彼:
「無理しないでね。
こっちは急ぐつもりもないから、
また会いたいって思えたらで大丈夫だから。」
そういう言葉をくれるだけで、
“私は商品じゃない”と思える。
そして、
「また会いたい」と思える余白を、ちゃんとくれたことが、
私にとってとても大きかった。
■ 友人に話してみて、はじめて気づいた自分の気持ち
正直に言えば、誰にも言えなかった。
PCMAXのことも、セックスのことも。
でも親友に、「ちょっといい人ができた」とだけ話してみた。
そしたら返ってきた言葉が、思いがけず背中を押してくれた。
友人:
「それってさ、セフレって言葉で簡単に切り取れない関係なんじゃない?
女としてちゃんと見てくれて、優しくされてるなら、それって十分価値あると思う。」
──そうだ、私は「セフレになる」のが怖いんじゃない。
「大切にされないセフレになる」のが怖かったんだ。
でも彼は、
ちゃんと私の“心”を見てくれていた。
■ 私が出した答えと、それを伝えた夜
その夜、私は彼にLINEを送った。
私:
「この前のこと、ちゃんと自分でも考えました。
すごく安心できたし、また会いたいと思ってるのも本当です。
ただ、もし私がただの“都合のいい人”になってしまうなら、それは嫌で…。
でも、あなたのことを信じてみようと思っています。」
しばらくして、彼からの返信が来た。
彼:
「すごく嬉しいです。
○○さんのこと、身体だけの相手だなんて思ったこと一度もないよ。
正直に気持ちを伝えてくれてありがとう。
また、無理のないタイミングで会えたら嬉しいな。」
スマホを握りしめたまま、私はベッドの中で静かに涙を流した。
それは、傷つけられた涙ではなく、信じられたことに対する安堵の涙だった。
■ まとめ:第5部の核心
セックスのあと、
私が求めていたのは「次の快楽」ではなく、
“大切に扱われる継続”だった。
セフレという言葉の裏に、
女としての価値を見失わないために、
私は“信じられる相手”を探していた。
そしてPCMAXで出会った彼は、
それを**“ちゃんと理解しようとしてくれた男”**だった。
▶次回(第6部予告)
PCMAXを使う女性の本音|なぜ性欲を隠して生きる私たちは、掲示板に集まるのか?
-
日常で性欲を言えない“閉塞感”
-
マッチングアプリでは届かなかった声
-
PCMAXが“私を受け止めてくれた場所”だった理由
次回は、性欲女子として生きることの“苦しさと居場所”の話を深く掘り下げます。
【第6部】
なぜ性欲を隠して生きる私たちは、PCMAXの掲示板に集まるのか?
〜普通のアプリじゃ届かなかった、本音の声〜
■ 日常では、性欲を語れない“空気”がある
「女のくせに、そんなにエロいの?」
「性欲が強いって、自分で言うなんて軽い」
「男に媚びてるだけでしょ」
──私たちは、性欲があることを隠して生きている。
職場でも、SNSでも、ママ友との会話でも。
“女の欲”は、いつもどこかで黙殺される。
でも、性欲って、男だけのものじゃない。
「抱かれたい」と思う夜がある。
「誰かに求められたい」と切実に願うときもある。
それを誰にも言えず、私はただスマホの中で声を探していた。
■ Pairsでは「真面目すぎる」と言われ、Tinderでは「エロ目的」と雑に扱われた
私は本気で“心と身体”の両方を求めていた。
でも、恋愛アプリでは空回りばかり。
Pairsでは「結婚を考えてるんですか?」と聞かれ、
少しでも性の話をすると、ブロックされた。
Tinderでは「エロいって言う女、好きだよ」と言われた瞬間、
“この人も、身体だけなんだ”と心が閉じた。
──本音で話したい。
でも、どこにも“それを受け止めてくれる場所”がなかった。
■ PCMAXの掲示板で、初めて“安心して欲を話せた”
そんな時、偶然たどり着いたのが、PCMAXの掲示板だった。
初めは、怖かった。
“エロい投稿ばかり”に見えて、正直ひいた。
でも、よく読むと、その中に私と同じような気持ちの投稿があった。
「旦那に抱かれなくなって5年。
でも女として、誰かに求められたい。」
「性欲が強くて、友達にも言えません。
でも、誰かとちゃんと向き合って抱き合いたいです。」
私は、その投稿をスクショして何度も読み返した。
泣きそうになった。
ああ、私だけじゃなかったんだ。
“欲”は、恥じゃなかったんだ。
■ なぜPCMAXだったのか? そこにしかない“3つの自由”があった
✅ ① 匿名性の自由
プロフィール写真も名前も不要。
だからこそ、私は“素の自分”をさらけ出せた。
✅ ② 投稿文で“気持ち”を届けられる自由
アプリのプロフィールでは伝えられない“感情”や“願望”を、
掲示板の投稿で正直に書けた。
✅ ③ 同じような“本音の人”にだけ会える自由
「性欲が強い」「触れ合いたい」
そんな投稿に共感してくれる人が、メッセージをくれる。
そこには、“変な人”ではなく、“同じ孤独を抱えた人”がいた。
■ 出会い系=怖い、の壁を越えられた理由
PCMAXに最初に登録したとき、私は怖かった。
知らない男と会うなんて、危険な目に遭うんじゃないか──
そんな偏見も正直あった。
でも、掲示板を通して出会った“あの人”は違った。
-
メッセージが丁寧で
-
LINEでも無理な誘いはせず
-
会った時も“ちゃんと目を見て話してくれた”
私が女として求められることに、
「安心」という意味が重なったのは、
彼が“性と心を切り離さない人”だったからだ。
■ PCMAXは、女の性欲を“タブー”から“肯定”へ変えてくれた
社会は、女が性を語るとき、
どこかで「下品」「軽い」「危ない」と言う。
でも、私にとって性欲は、
“心の叫び”に近いものだった。
「誰にも必要とされていない」
「女として終わったような気がする」
そんな絶望を埋めてくれるのが、性だった。
そしてPCMAXは、その“心の叫び”を否定しなかった。
むしろ、“そのままでいていい”と受け止めてくれた。
■ 本当に大切なのは、“繋がり”だった
何度か彼と会って、私は気づいた。
私が求めていたのは、
ただエッチがしたいわけじゃない。
「誰かと裸になれる安心感」
それこそが、心の奥でずっと欲していたものだった。
それを得られるのは──
本音を出しても受け止めてくれる場所だけだ。
それが、私にとってはPCMAXだった。
■ まとめ:第6部の核心
性欲を隠して生きる女性は、決して少なくない。
ただ言えないだけ。
ただ見せられないだけ。
PCMAXの掲示板は、
その“見せられない部分”を、安心して出せる場所だった。
-
欲望=恥じゃない
-
性欲=孤独の証
-
出会い=“自分をもう一度肯定する手段”
その気持ちを持つすべての女性にとって、
PCMAXは、ただの出会い系ではなく、
“本音でつながれる数少ない場所”だった。
▶次回(第7部・最終章予告)
欲しいのは、愛じゃなくて“安心して抱かれること”|PCMAXが私を女に戻してくれた理由
-
女として終わったと思っていた私が、変われた夜
-
セフレでもいい、“ちゃんと抱かれる”なら
-
PCMAXを使ったことで得られた、“静かな救い”とは?
最終章は、すべてを受け入れてくれた場所で“女としての自分”を取り戻した記録です。
【第7部・最終章】
欲しいのは、愛じゃなくて“安心して抱かれること”
〜PCMAXが私を、もう一度「女」に戻してくれた〜(約3700文字)
■ 女として、私は終わっていた──あの頃の私は、そう思っていた
「最近、触れられてないな」
「もう“女”じゃなくなったのかもしれない」
そんな風に思い始めたのは、27歳を過ぎた頃だった。
彼氏もいない。
でも、それより苦しかったのは、
“性欲がある自分”を誰にも見せられないことだった。
セックスしたいと思う夜がある。
でも口にしたら「軽い女」と思われる。
欲求を隠して笑う日々の中で、
私は少しずつ「女としての自分」を、どこかに置き去りにしていた。
■ 恋じゃなくていい。ただ、“ちゃんと抱かれたかった”
私は、恋人がほしいわけじゃなかった。
結婚がしたいわけでもなかった。
ただ、「求められる」ことが欲しかった。
“誰かの欲望の中で、自分が必要とされる感覚”。
-
綺麗にしようとする気力もなくなって
-
セックスという言葉を避けるようになって
-
でも、心はどこかで“誰かに求めてほしい”と泣いていた
そんな自分の本音に、ようやく向き合ったのが──
PCMAXだった。
■ 掲示板でのやりとりが、私を“女”に戻してくれた
最初の投稿をした夜、震える手で文章を書いた。
「性欲が強いなんて言って、笑われないかな」
「どうせ、ヤリモクの人しか来ないんでしょ」
でも、違った。
彼は、
「その気持ち、ちゃんと向き合いたい」と言ってくれた。
-
急かさない
-
否定しない
-
私の“欲”を、ちゃんと大事に扱ってくれた
やりとりの中で、
「欲しがっていいんだ」「求めていいんだ」
という許可が、彼から、PCMAXから、静かに与えられた。
■ セックスは、快楽じゃなく“回復”だった
実際に彼と会って、ホテルへ行ったとき──
私は泣きたくなるくらい安心していた。
それは、「エッチができるから」じゃない。
「私の身体に、丁寧に触れようとしてくれる人がいる」という事実。
それが、どんな高級化粧品よりも、私を“女”に戻してくれた。
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息が合った
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抱かれた
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目を見て、唇を重ねた
そのすべてが、
「あなたは、いま、ちゃんと“女”なんだよ」
そう教えてくれる時間だった。
■ セフレでもいい。私が“誰かの欲望の中に存在している”なら
私は彼と何度か会って、
やがてセフレのような関係になった。
でも、不思議だった。
それが“雑な関係”に感じなかった。
むしろ、恋人だったときより、心が安らいでいた。
なぜなら、
「ちゃんと求められている」
「気持ちを置いてけぼりにされていない」
その感覚が、確かにあったから。
■ PCMAXは、私に“抱かれていい理由”をくれた
世間では、セフレ=軽い
性欲女子=下品
出会い系=危険
そんな偏見で溢れている。
でも私にとって、PCMAXは──
**“私がもう一度、女として立ち上がるための場所”**だった。
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欲望を口にしていい
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誰かに抱かれたいと言ってもいい
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それを“理解しようとしてくれる人”が、本当にいる
この事実を知るだけで、
私は心のどこかで、ずっと求めていた“肯定”を得た気がした。
■ だから私は、PCMAXを「性欲女子」に勧めたい
あなたがもし──
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セックスレスに悩んでいる
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抱かれたい夜に独り泣いている
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性欲があるのに誰にも言えず苦しんでいる
なら、
PCMAXは、あなたを絶対に否定しない。
投稿するのが怖くてもいい。
ただ、誰かの文章を読むだけでもいい。
きっとそこに、
“あなただけじゃない”と気づかせてくれる言葉がある。
■ 私が最後に言いたいこと
私は、恋に破れたわけでもない。
孤独に押しつぶされたわけでもない。
ただ、“女として扱われなくなった”ことに、
静かに心が死んでいた。
PCMAXは、その心に“手を差し伸べてくれた場所”だった。
もう一度、ちゃんと“抱かれていい”と思えたこと。
それが私の、ささやかな“再生”だった。
🔚 最終まとめ:PCMAXがくれたもの
得られたもの | 意味 |
---|---|
✔ 女として求められる体験 | 「私はまだここにいる」と感じられた |
✔ 心ごと受け止められるセックス | 欲望と優しさの両立を体感した |
✔ “性欲を恥じない自由” | 本音を語れる唯一の場所だった |
▶ あなたへ:私から最後のメッセージ
欲しいのは、愛じゃなかった。
“安心して抱かれること”だった。
そしてそれは、
PCMAXという場所で、
本音で話せる誰かと出会うことで、叶えられた。
▶ あなたも、一歩踏み出すなら:
ずっと我慢してきた、あなたへ。 セックスしたい。でも、それを誰にも言えなかったあなたへ。PCMAXの掲示板には、あなたと同じ気持ちを抱えた女性たちがいます。まずは、読むだけでもいい。 自分の欲を、否定しない場所へ──